熱意を伝えましょう

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2017年9月3日
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相手への興味関心

もしあなたの身体が急な事故や病気で自由を失くしてしまい、介護を必要とするようになったらどのようなことを感じるでしょうか。もちろんまずはショックで塞ぎ込んでしまうでしょうし、日常生活を送る上での困難さにも頭を悩まされると思います。しかしある程度ショックが過ぎた後に感じる一番強い気持ちは孤独感でしょう。身体が不自由であればこれまでのように仕事をすることも家事をすることもそして人と交流することも難しくなります。人間として自然な経過といえるでしょう。
そして事故や病気ではなくとも加齢によって介護を必要とするようになった人も、似たような心境になるのです。そうした方々とうまく交流し心を開いてもらうようになるには、本心から相手に対して興味関心を抱き、それを相手に伝えていくことが大切になります。

思いを伝える大切さ

人間、自分が相手に対して好意や興味関心などのポジティブな思いを抱いているということは積極的に示していかなければなかなか伝わりません。黙っていても気持ちさえあれば伝わるだろうというような考えは甘えでしかないのです。ならばその気持ちを介護サービスの提供に込めて精一杯良い介護をすれば良いだろうと思われる方もいるかもしれません。もちろん精一杯良い介護をしようとすることは大切です。しかしそれだけではやはり足りません。そうした介護自体を頑張ることで思いが伝わる部分も確かにあるのですが、それ以上にコミュニケーションをとる際に相手に対して興味関心を持っているということを示す熱意が大切になるのです。

うなずきや相づちも大切

それではどうしたら相手に対して自分が興味関心を持っていることを感じてもらえるのでしょうか。特にポイントとなるのは話の聞き方で、うなずきや相づちをきちんと行って相手の話を聞くことがとても大切になります。これは少々拍子抜けした方もいるかもしれません。しかしうなずきや相づちには一般的に思われている以上に大きな力があるのです。実際に人との会話で実験をしてもらえれば良くわかるでしょう。相手が自分の話に対して何の反応も示してくれない場合と、積極的に聞いていますよというサインがうなずきなどを通して示されていた場合とでは話しやすさが全く異なるのです。

わざとらしさには注意

ただし、こうした態度による反応はわざとらしくならないように注意をしましょう。あまりにわざとらしいと人によっては馬鹿にされていると感じるかもしれません。特にうなずきはまだ良いのですが、相づちは油断をするとすぐにわざとらしくなってしまいます。

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